子宮鏡検査
子宮鏡検査

「超音波検査でポリープの疑いがあると言われた」「なかなか妊娠しないが、子宮の中に問題があるのかもしれない」。そう感じている方に、ぜひ知っていただきたい検査が子宮鏡検査です。
子宮鏡検査は、細いカメラを子宮内に挿入して内部を直接観察する検査です。超音波検査では確認しきれない子宮内の病変を、より正確に評価することができます。検査時間は5〜10分程度で、麻酔は通常不要です。当院では、検査から治療まで一貫して対応しており、異常が見つかった場合は子宮鏡手術による日帰り治療も行っています。「検査だけ受けてみたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
子宮鏡検査とは、直径3〜5mm程度の細い内視鏡(カメラ)を腟から子宮内に挿入し、子宮頸管・子宮内腔・卵管口の状態を直接観察する検査です。胃カメラのような検査をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。子宮の内部をリアルタイムで映像として確認できるため、超音波検査では見えにくい小さなポリープや癒着、内膜の状態なども詳しく評価することができます。
検査では、まず子宮内に生理食塩水を流し込んで子宮を膨らませ、内部をカメラで確認しやすい状態にしてから観察を行います。撮影した映像はリアルタイムでモニターに映し出されるため、ご希望であれば患者さんご自身も映像を見ながら説明を受けることができます。検査結果はその場でわかるため、診断から治療方針の決定までスムーズに進めることができます。
子宮鏡検査が行われる主なタイミングは、超音波検査や子宮卵管造影検査で子宮内の異常が疑われた場合や、原因不明の不妊・着床障害が続いている場合です。また、不正出血・過多月経・月経痛などの症状がある場合にも行われることがあります。子宮の内部を直接観察することで、超音波では見えにくい小さな病変も確認することができ、不妊の原因をより正確に把握することが可能です。
検査時間は5〜10分程度で、通常は麻酔なしで外来にて行います。痛みはほとんどない方がほとんどですが、子宮の入り口が狭い方や緊張が強い方は違和感を覚えることがあります。検査後はそのままご帰宅いただけるため、日常生活への影響が少ないのも特徴のひとつです。仕事の合間に受けていただくことも可能な検査です。
子宮鏡検査では、以下のことを評価することができます。
子宮内膜ポリープの有無・位置・大きさ
超音波検査でポリープの疑いがあると指摘された場合も、より正確な評価が可能です
子宮内腔癒着(アッシャーマン症候群)の有無と程度
自覚症状が乏しいことも多く、検査で初めて発見されるケースも少なくありません
粘膜下筋腫(子宮の内側に突出した筋腫)の有無
筋腫の位置や大きさによって治療方針が異なるため、正確な評価が重要です
子宮内膜の状態
慢性子宮内膜炎の疑いなど、着床障害や流産の原因となることがある炎症の有無を確認できます
子宮内腔の形態異常
子宮中隔(子宮の内部に隔壁がある状態)などを確認することができます
卵管口の状態
卵管の入り口が正常かどうかを確認することができます
超音波検査や子宮卵管造影検査と組み合わせることで、不妊の原因をより多角的に評価することができます。検査当日に結果がわかるため、治療方針をスムーズに決定できることも大きなメリットです。
子宮鏡検査は、以下のような方におすすめしています。
子宮内の環境は、妊娠の成立・継続に大きく影響します。「着床しない」「流産を繰り返す」といったお悩みをお持ちの方は、一度子宮内の状態を直接確認することが、次のステップを考えるうえで重要な手がかりになることがあります。「まず検査だけ受けてみたい」という方も歓迎しています。
検査は月経終了後から排卵前の時期(月経6〜11日目頃)に行うのが最適です。排卵が近づくと子宮内膜が厚くなり病変が確認しにくくなるため、内膜が薄い時期に行うことで、より正確な観察が可能になります。また、出血がある状態では子宮内が確認しにくくなるため、月経中の検査はお断りしています。
来院・超音波検査
子宮の向きや状態を確認します
消毒
腟・子宮の入り口を丁寧に消毒します
子宮鏡検査
生理食塩水を流しながらカメラで内部を観察します(5〜10分程度)
結果説明
その場でモニター映像をもとに結果をご説明します
抗生剤処方
感染予防のため処方します。最後まで飲みきってください
検査中は軽い違和感を覚える方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は痛みなく受けていただけます。緊張を和らげるため、できるだけリラックスした状態で臨んでいただくことをおすすめしています。
以下の症状がある場合は早めにご連絡ください
検査の結果、子宮内に病変が確認された場合は、後日子宮鏡手術による治療をご提案することがあります。当院では子宮鏡手術も日帰りで行っており、検査から治療まで一貫して対応しています。
子宮鏡検査は、医師が必要と判断した場合に健康保険が適用されます。自己負担3割の方で3,000円程度が目安です(受診料・超音波検査費用は別途かかります)。詳しくは診察時にご確認ください。
超音波でポリープや筋腫の疑いがあると言われた方、不妊治療を始める前に子宮の状態を確認したい方、着床しない・流産を繰り返すなどのお悩みがある方、不正出血や月経の異常が続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。
子宮の状態を正確に把握することが、妊娠への近道になることがあります。当院では、検査結果をもとに一人ひとりに合った治療方針を丁寧にご提案します。まずはお気軽にご連絡ください。
